マンゴーについて

「熱帯フルーツの王様」とも言われるマンゴーには、ビタミンC、ビタミンA、食物繊維、糖質、葉酸、カルシウム、リン、鉄、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。中でも特に多いのがビタミンCとビタミンAで、このうちビタミンCには体の抗酸化作用があり、ビタミンAは肌や目に良く、めまいや吐き気を抑える効果もあります。

   マンゴーの品種

マンゴーという名前は、英語の「Mango」の音訳です。学名は「Mangifera indica, L.」。ウルシ科(Anacardiaceae)の熱帯果樹で、原産地はインドと言われています。

 台湾のマンゴーの品種は、栽培環境や消費者の好みによって改良が行われ続けていますが、現在のところ大きく次の四種類に分けられます。

1 土マンゴー
2 南洋種:バナナ、ヘイシャンなど。
3 改良種:愛文、ヘイデン、キーツ、センセーションなど。
4 新品種:金煌(キンコウ)、台農一号、玉文六号、金興(キンシン)、玉林、慢愛文(マンブン)、金文、レッドキーツ、金蜜、杉林一号(サンリン一号)、紅龍、文心、黒香(ヘイシャン)、バナナ、農民党など。

 

マンゴーの収穫期

主な収穫期:毎年6月~8月

高温多湿の気候を好むマンゴーは、1月~3月に花を咲かせます。一つの花穂に数百もの花がつき、最終的に花穂一つに1~3個の実がつきます。収穫は、品種によって異なりますが、5月から10月にかけて行われます。その年の天候によって若干前後しますが、マンゴーの収穫が最盛期を迎えるのはだいたい6月から7月です。マンゴーはまさに台湾の夏を象徴するフルーツと言えるでしょう。

 

愛文マンゴー

1954年、中華民国農村復興聯合委員会(現在の行政院農業委員会)によってアメリカ・フロリダ州からもたらされた40種類以上のマンゴーの試作栽培が始められ、7年間にもおよぶ試行錯誤の結果、愛文マンゴー(アーウィン種)が台湾に最も適していることがわかりました。そして、愛文マンゴーは、その安定した収穫量で、農家の人々にとても喜ばれるようになりました。もともと4メートルにもなる木の高さは、栽培や管理の利便性を考えて改良され、現在ではおよそ2.5メートルほどです。5月から7月ごろが収穫期で、赤い花穂に黄色の花。はじめ茜色だった枝は、一か月後には緑へと変わります。果実は熟すと表面が鮮やかな赤色になり、果肉は代々路になります。皮が薄くて果肉が柔らかく、種も小さくて厚みがなく、繊維質もほとんどありません。糖度を表すBrix値が12~15%、酸度0.21%、糖酸比57となっているように、甘さとすっぱさのバランスが非常によく取れています。そのすばらしい香りと味で、大人気のフルーツです。(参考:行政院農業委員会のウェブサイト)

 

愛文マンゴーの父

台湾で最初に愛文マンゴーを植えたのが、台南市玉井区の鄭罕池さんです。

現在「愛文マンゴーの里」として知られる台南市玉井区は、かつてマンゴーの試作栽培地に選ばれました。「愛文マンゴーの父」と称される鄭罕池さんは、この玉井区でサトウキビ栽培などを行っていましたが、1962年に果樹栽培を始め、愛文マンゴー栽培の先駆者となったのです。最初、鄭さんは100株の果樹を植えましたが、技術不足や冷害のため、翌年に残ったのはわずか4株だけで、初めての収穫にも3年かかりました。その後、愛文マンゴーの栽培に成功した鄭さんは、その栽培技術や経験を惜しみなく他の農家に伝えました。そうして玉井の愛文マンゴーの作地面積も次第に増えていき、「マンゴーの里」の礎が築かれたのです。現在、台南市のマンゴーの作地面積は約7032ヘクタールとなっています。このうち改良種が約6587ヘクタールと大半を占め、さらにその60~70%が愛文マンゴーです。(一部、ウィキペディアの項目を参照)