ライチ(レイシ)について

「楊貴妃が愛したフルーツ」、それがライチです。上品な香りと甘さで中国では古代より珍重され日本では「ライチ」で知られています。漢字では茘枝と書き「レイシ」という名前でも広く知られています。ライチには葉酸、ビタミンCが豊富に含まれていますが、そのほかにビタミンB1群や カリウム、マグネシウム、銅などのミネラル類やポリフェノールが含まれています。特に葉酸は造血作用やDNA形成など身体の重要な働きに欠かせない栄養素です。特に妊娠期に勧められる理由以外にも美容や健康面で期待出来る効果があります。

 

ライチの品種

レイシ(茘枝)はムクロジ科の果樹のという名前は中国・広東語や台湾語の発音に基づきライチと呼ばれます。学名は「Litchi chinensis」で中国の嶺南地方原産で中国や台湾だけでなくインドやベトナム、沖縄などの熱帯・亜熱帯地方で栽培されます。台湾で入手できる品種は栽培環境や消費者の好みによって改良が行われ続けていますが、現在のところ下の品種に分けられます。他に同じムクロジ科のランブータンや竜眼などもありますが、こちらは他属になります。

 

 

玉荷包ライチは台湾で5月末から6月の間に市場に出回ります。表皮には粒々があり、果肉は繊細、種は小さいです。非常に甘く果汁もとても多いです。黒葉ライチは日本でもなじみがあります。シーズンは6月から7月で果肉の香り、甘み、果汁共に満足出来る品種です。糯米ライチは6月下旬から7月上旬に実ります。酸味と甘みがちょうど良い品種です。桂味ライチはライチシーズンの最後を思わせる品種です。先が少し尖ったような形でもあり表皮の紅色はとても鮮やかです。

 

ライチの収穫期

ライチは成木の場合、2月から4月に開花します。環境や種類にもよりますが6-7月が収穫期です。果実は、樹上で熟している状態では鮮やかな赤ですが、収穫すると1日もたたずに茶色っぽく変色してしまいます。さらに、鮮度が落ちやすいことと防疫上の理由で、以前は冷凍品での流通がほとんどでした。しかし流通技術の改善により、現在は生の果実が輸入されるようになり、一般にも広く販売されています。新鮮な生ライチは生産地でもでも特定の時期にしか入手できないが、冷凍物とは比べ物にならないくらいに芳香が強く、味に深みがある。

 


ライチ苗木の育て方

 

1 栽培環境(日当たり、置き場)

1年を通じて日なたを好みます。耐寒性は0℃と言われますが、最低気温が10度を下回る環境では室内で冬越しをすると2月以降に蕾をつける確率が上がります。屋外の場合は冬越しの対策をしましょう。ご購入後、最初の冬は室内での管理がおすすめです。

新芽、新葉については強烈な日差しにより枯れが起きる場合があります、新芽、新葉が育ち、葉の色が透き通った色から濃い緑へ変化するまでは長い時間日なたに置かないようにします。

 

2 水やり・葉水

春から秋は土の表面が乾いた状態で水やりをします。苗木が若い場合は根が腐るおそれがあるので水のやり過ぎにも注意しましょう。

葉水はつやのある葉を育て、病害虫を防ぐ効果があり、湿度調整ができるようになります。原産の台湾の環境(湿度)に近くなりことからもおすすめです。

冬の期間は休眠期になり生長が停滞しますので水やりは控えめにします。室内の場合は乾燥するので霧吹きなどによる葉水は効果があります。

 

3 用土・肥料

基本的に土を選ばないですが、水はけの良い用土が適しています。基本は赤玉土を2に対して、腐葉土1にピートモスか鹿沼土を少し混ぜます。

4-10月までの育成期間に数回肥料を与えます。固形の有機肥料、リン酸がやや多めの肥料が良いです。注意事項としてポットから植替えをして根が定着するまでは過度に肥料を与えないようにしましょう。

 

4 害虫・病気

カイガラムシ・ハダニを確認しています。それぞれに対し予防と発生の際には退治が必要です。予防として葉水や枝の剪定により風通しを良くします。カメムシは果実につきます、この時期は薬剤を控えられるよう初期の段階で果実に袋掛けをすると良いでしょう。

 

5 剪定

台湾で見かける成長したライチの樹は高さ10mにもなります。果実を収穫できるように樹高を3mほどに抑えるよう剪定します。花芽は前年に伸びた枝先につくので剪定の際には新しい枝は残すようにしましょう。

 

6 結実

花芽は2-5月頃につきます。前年に伸びた枝先につきます。ライチの花は「雄花」「雌花」「両性花」に分けられます。「雄花」が先に「雌花」は後に開花します。樹が成長した場合や若い樹が複数(または他の品種)ある場合は問題ないですが、1本のみの場合は生長するまでは着果率が低い場合があります。複数または他品種も混ぜて生育すると着果率は上がります。

また人工受粉は効果があります。この期間は水やりや雨対策をして花粉が落ちないように気を付けましょう。

  雌花     雄花

 

7 収穫

完熟した実を収穫します。実は非常に日持ちが悪く、収穫後ほうっておくと果実の表皮が赤または緑から黒ずんできます。見た目ほど中の果実に影響はないですが、早く食するほどプリプリ感と皮を剥いた際の溢れる水分を体験出来ます。保存する際には冷蔵庫で、なるべく早く食べるようにします。

 

       

 

8 ご要望

かじゅの庭ではライチの他にも台湾から様々な果樹苗木を取寄せております。

ご質問、ご要望の際にはお手数ですが、下の連絡先にお願い申し上げます。

   TEL: 043-312-7041 Mail: info@frogcube.co.jp